教師と生徒編


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好きなんです!

「俺、先生のことが好きなんです」
「悪いけど、ダメよ」
「俺、本気なんですよ、信じてください」
「ごめんね、もっと若い子が好みなの」


毎回

「なんでウチのクラスは毎回テストなんですか?」
「私が楽だからよ」



答え合わせ

「この答えは、a=2m、4m−1よ」
「どうしてそうなるんですか?」
「さぁ?どうしてかしら?」



わからない人

「この問題、わかる人いる?」
「習ってないし、わかるわけないじゃん」
「それじゃ、休み時間に他の先生に聞いてね」



没収したもの

「先生、昨日没収したゲーム返してくださいよ」
「残念ね、もう売ったわ、ありがと」
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教師になった理由

「先生はどうして教師になったんですか?」
「勉強してなかったからよ、それにね」
「それに?」
「なりたくてなったわけじゃないの」



彼氏

「先生って結婚してるんですか?」
「いいえ、まだよ」
「彼氏とか、いないんですか?」
「いるわ。このクラス全員より多いわよ」



彼の素性

「彼氏ってどんなですか」
「じゃ、あなた達が知ってる彼を、教えてあげるわ」
「もしかして、芸能人ですか?」
「校長先生よ」



確認

「ねぇ、アレは別に、猥褻行為じゃなかったわよね?」



授業を遮る音

「何、この音?」
「あ、彼から電話だわ、自習してて」
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だって、昨日

「「先生、授業始めてくださいよ」
「もう少し寝かせてくれる?昨日寝てないの」



成績が悪い理由

「このクラスの成績って悪いのね、どうして?」
「先生がテストばかりするからじゃないんですか」
「でも、別にテストは悪いことばかりじゃないでしょ?」
「でも、採点してくれないじゃないですか」



どうして

「どうして授業なんか、しなくちゃいけないのかしら」
「先生、授業してくださいよ」
「どうせ、役に立たないのに、不思議ね」



なんで

「なんでさぁ、勉強なんてしなきゃいけないんだよ」
「しなくてもいいわよ、先生には関係ないから」



トイレに行きたいです

「先生、トイレに行きたいんですけど」
「そう、じゃ、窓からしなさい。見ててあげる」
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頭痛薬

「頭痛がひどいので、保健室に行ってもいいですか?」
「大丈夫?これ、飲んでおきなさい」
「え、何の薬ですか?」
「知らないけど、薬よ、何かには効くと思うわ」



頭痛

「ちょっと頭が痛いんですけど」
「あら、頭がかなり悪いの間違いでしょ?」



宿題

「今日は宿題を出すわね」
「えぇー」
「冗談よ、宿題作る暇があったら別のことするわよ」



生徒の悩み、教師の回答

「どうしたの?」
「先生、私、悩みがあって」
「大変ね。自分で何とかしなさい」



留年

「このままだと、あなた、留年するわよ」
「そんな、何か方法あるんでしょ」
「大丈夫よ。先生も昔、留年したことあるから
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ねぇ、この中に

「あなた達の親の中に、お金持ちで独身っているかしら?」
「さぁ……」
「カワイイ弟でもいいわよ?11歳くらいの」



テストの点数は

「じゃ、テスト返すわね」
「先生、これ点数しか書いてませんよ?」
「そうよ、態度で決めたの」



イジメについて

「このクラスって、イジメとかあるの?」
「いや、ないと思います」
「面白くないわね」



どうして

「どうしてイジメなんかするの!相手の身になって考えてみなさい」
「いや、本当に、何もしてないんですけど」
「知ってるわよ。1度言ってみたかったの」



怪しいこと

「先生、まずいですよ」
「あら、どうかしたの?」
「やっぱり全員100点ってのは怪しすぎますって」
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それなら

「あなた達、付き合ってるの?」
「いえ、違います。彼とは同じ委員ってだけです」
「付き合いなさいよ。お似合いよ」



それじゃ

「あなた達、付き合ってるの?」
「えぇ、まぁ」
「ホテルの場所とか、わかる?」



静かに

「静かにしなさい、静かなら何をしてもいいから」
「本当に、何してもいいんですか?」
「犯罪じゃなければ何してもいいわよ」



欠席届

「あの、今日風邪気味なんで、休んでもいいですか?」
「私の携帯にかけないでって言ったでしょ」



早退

「どうして早退したの?」
「具合、悪いんですよ」
「もうっ、一緒に帰る約束でしょ」
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だったら

「今日のお昼、誰か先生にご馳走してくれる人いる?」
「普通に考えて、いないに決まってるじゃないですか」
「残念ね、内申書に響くわよ」



教職希望

「私、先生になりたいんですけど、今のうちからしておくことあります?」
「さぁ、よくわからないわ」



赤点

「これ、テストの点数付け間違えてますよ?」
「いいのよ、先生ね、補習とか面倒なこと嫌いなの」



忘れ物

「あれ、おかしいわね」
「どうしたんですか?」
「教科書忘れちゃった。貸してくれる?」



最善策

「この問題は難しいわよ。わかる人いる?」
「難しすぎますよ、この問題」
「じゃ、塾に行きなさい」
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簡単よ

「あの、先生、私悩みがあるんです」
「どんな悩みなの?」
「自分が自分じゃないみたいな感じなんです」
「精神科に行けばいいじゃない」



これからは

「面倒だし、これから出席とるのやめるわ」
「それじゃ、来ても来なくても変わらないじゃないですか」
「じゃ、授業をしないことにするわね」



後釜

「このクラスでは、あなたが一番成績がいいみたいね」
「そうみたいですね」
「相談なんだけど、明日から授業してくれない?」



避難訓練

「今日は避難訓練があるわよ」
「いいんですか、先に言って。訓練になりませんよ?」
「面倒でしょ。先生ねぇ、並ぶの嫌いなの。」



先生からの提案

「明日ね、皆で風邪ひいたってことにして、学級閉鎖にしない?」
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注意

「そこ、静かにして」
「すいません」
「ちゃんとマナーモードにしておいてよね」



大量の宿題の理由

「今日はここまで。宿題はここからここまでよ」
「え、こんなにあるんですか?」
「いいじゃない。明日は、授業中ずっと答え合わせよ」



走っちゃ駄目

「廊下は走っちゃダメよ」
「すいません、おなかが痛くて」
「バカね、どうして帰らないのよ」



早抜け

「じゃ、この問題解けた人から休み時間でいいわ」
「先生、授業始まったばかりですよ」



気分転換

「受験も近いわね、じゃ、今日は気分転換しましょ」
「何するんですか?」
「授業よ」
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教師という職業

「先生は、教師になりたくなかったんですよね?」
「そうよ、それがどうかした?」
「じゃ、どうして教職に就いたんですか?」
「先生ね、女教師って響きに憧れただけなの」



まずは

「先生、俺、大学行けるかな?」
「今からきちんと勉強すれば大丈夫よ」
「本当ですか?」
「本当よ。まずは、1年間予備校でがんばりなさい」



お願い

「誰か先生に、制服貸してくれない?」
「何に使おうとしてるんですか」
「ダメ?体操着でもいいわよ」



進路

「進路が決まってない人はいる?」
「ハイ」
「じゃ、先生が勝手に決めておくわ」



隣のクラス

「隣のクラスうるさいわね」
「何してるんでしょうね?」
「本当、迷惑よね、こっちは静かに遊んでるのに」
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制服

「どうして先生が、学校の制服着てるんですか!」



最後の宿題

「今日で宿題出すのは最後にするわ」
「やった、範囲はどこですか?」
「教科書全部よ」



間違えている教科書

「この教科書、おかしいわ、間違えてるわね」
「いや、合ってますよ」



聖職者

「付き合えないって、どうしてですか」
「教師ってのは聖職者なのよ、生徒に平等な存在じゃなきゃだめなの」
「でも、前、付き合ってくれたじゃないですか」
「魔が差したのよ。教師だって人間でしょ」



ネックレス

「先生それ、カワイイですね、どうしたんですか?」
「あぁ、あなたの彼がくれたの」
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うつ

「先生、私、うつ病みたいなんですけど」
「あら、私もよ」
「えっ、大丈夫なんですか?」
「嘘よ。でも、急にそんなこと言われても困るってことがわかったでしょ?」



DVD

「今日、先生ね、DVD持ってきたの!」
「今から皆で見るんですか?」
「まさか。見るのは先生だけよ」



休みたい

「あー明日、学校休みてぇ」
「先生がそんなこと言わないでくださいよ」
「いいわよね、学生は」



答えだけじゃなく

「黒板に問題とか書くの面倒だから、答えだけ言っていくわね」
「答えだけわかっても、困りますよ」
「テストに出すとこも教えてあげるからいいでしょ」



職員室へ

「じゃ、あなたと、あなたと、あなた。後で職員室に来てくれる?」
「どうしてですか?」
「一緒にテスト作るのよ」
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最後の宿題

「どうして先生の言うことが聞けないの!」
「何もしてませんよ。突然何を言い出すんですか?」
「あなた達はいい子すぎるから、つい、ね」



TVの話題

「この前、TV見てて思ったんだけど」
「何を思ったんです?」
「ドラマに出てくる教師なんて、あれ、絶対存在しないわね」



明日は、

「明日は、皆に持ってきてもらうものがあります」
「何ですか?」
「先生への誕生日プレゼントよ」



校則違反

「髪は染めちゃダメよ、校則違反でしょ」
「すみません、気をつけます」
「でも、いい色ね。どこで、染めたか教えてくれる?」



大事なことに

「先生ね、気付いたの」
「何にですか?」
「授業よりも、もっと大事なことあるって」
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期末テスト

「今日は期末テストの日よね?」
「そうですよ」
「テスト作ってないわ」



教師へのリクエスト

「他に誰か、ハイヒールで踏まれたい子はいる?」





「ゴメンね、先生いつも不真面目で」
「泣かないでくださいよ」
「ありがとう、来年から頑張るからね」



最間違いの指摘

「先生、これ答え間違えてますよ?」
「いいの。別に死ぬわけじゃないでしょ」



全員を

「あなた達全員を停学にしたら、先生授業しなくていいわね」
「無茶苦茶なこと言わないでくださいよ」
「……何をしたことにしようかしら」
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遅れないように

「ゴメンね、遅れちゃって」
「また遅刻じゃないですか、ただでさえ授業遅れてるのに」
「そうね、じゃ、まず先生にモーニングコールする委員を決めましょ」



するなら

「そこ、何してるの!」
「いや、何も、してないです」
「カンニングは先生に見つからないようにしないとダメよ」



授業は大変

「ホント授業って大変なのよ、わかるでしょ」
「先生授業してくださいよ」
「ゴメン、生徒がうるさいから電話切るわね」



ちょっと

「コンビニに行ってくるわね」



受験の厳しさ

「先生達の時代も受験って厳しかったですか?」
「先生は推薦だったからよくわからないの」
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HR

「先生忙しいから、今日からホームルームは無しにしましょう」
「いいんですか?」
「どうせ、話すことも無いし」



ながら

「先生、言いにくいんですが」
「あら、どうかした?」
「パン食べながら授業しないでくれませんか」
「ゴメンね、皆がお腹すいてるって知らなかったの」



ねぇ、誰か

「ねぇ、誰かマンガ持ってない?」
「持ってますけど、先生、今授業中ですよ」



授業の進み具合

「それじゃ、昨日の続きね、どこまで教えたかしら?」
「昨日は、1ページも進んでませんよ」
「そう。じゃ、一昨日は?」
「一昨日もです」



憂鬱の理由

「そろそろ、三者面談の時期ね、憂鬱だわ」
「そんなこと言わないでくださいよ」
「だって、元彼が来るのよ」
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教師らしい仕事

「あーあ、先生も、教師らしいことしたいわ」
「教師らしいことって何ですか?」
「夜遊びする生徒を補導したり、ひどい親を説得したりするのよ」
「まじめに授業するってのはどうですか?」



勉強が楽しくなる方法

「ねぇ、ただ問題を解くだけって面白くないでしょ?」
「まぁ、そうですね」
「じゃ、お金でも賭けない?」



大声で言わないと

「先生!」
「え、何?」
「音楽聴きながら授業するの止めてもらえません?」



体罰

「これは体罰じゃないわ、愛のムチよ」



なんだか、ひどく

「最近、疲れるのよね」
「どうかしたんですか?」
「夜のバイト始めたの」
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冬、コート

「今日は冷えるわね」
「でも、先生コート着てるじゃないですか」
「下に何も着てないからかしら?」



さじ加減

「あら、チョークが無いわね」
「え、ありますよ?」
「今日は授業は中止ね」



進路相談

「先生、僕、卒業後は、就職を考えてるんですが」
「そう、決まったら教えてね」



修学旅行先

「先生達の頃は、修学旅行ってどこに行ったんですか?」
「海外よ、3回ともね」



修学旅行

「明日から修学旅行ね、気をつけて行ってらっしゃい」
「え、行かないんですか?」
「あなた達と行くくらいなら、そのお金で、彼と一緒にどこかに行くわよ」
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思い出

「先生の高校時代の思い出を教えてくださいよ」
「いつもサボってたわね」
「それで、よく卒業できましたね」
「あれは奇跡だったわ」





「実はね、先生もこの学校の卒業生なの」
「そうだったんですか」
「懐かしいわ、そこの机の上で、色々と、ね」



あだ名

「先生が高校生の時のあだ名ってなんだったんです?」
「先輩よ」



教師の夢

「先生の夢?もう叶ったわ」
「すごいですね、何だったんです?」
「いい教師になることよ」



頭痛

「あぁ、頭が痛いわ」
「大丈夫ですか?」
「ただのインフルエンザよ



対策

「そろそろ、受験ね、がんばりなさい」
「傾向とか、対策とか教えてくださいよ」
「がんばりなさい」



誰かのためとは?

「先生、僕、誰かのためになるような仕事がしたいんです」
「なら、今からゴミでも拾ってきなさい」



試験後に

「先生、私、試験うまくいかなくて。どうしたらいいですか?」
「近くに神社があるわ」



合格祝い

「先生、私、合格しました」
「よかったわね、これでも飲みなさい」
「これ、何です?」
「お酒よ」





「ついに、卒業ね、泣かないでよ」
「先生も泣かないでくださいね」
「泣くわけないじゃない、大した思い出もないんだから」
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卒業式を終えて

「あなた達って、ホントいい子ばかりだったわ」
「ありがとうございます」
「相談だけど、皆でもう1年間、3年生やらない?」